時空を超えて

アクセスカウンタ

zoom RSS 「異次元の刻印」 グラハム・ハンコック   妖精とエイリアンは同じもの?

<<   作成日時 : 2008/11/01 09:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

画像「500万年〜4万年ほど前までは、人間の進化は他の動物の進化とほとんど変らないのに、約4万年前、突然、人類は、まったく前例のない驚異的な新しい道へと足を踏み出す・・・」
いったい何が、人類を、植物状態のような長い眠りから目覚めさせ、文化・文明へのとびらを開いたのでしょうか?

ミリオンセラー「神々の指紋」のグラハム・ハンコックの最新刊 「異次元の刻印」を好奇心おさえがたく、読んでみました。 原題は 「Supernatural =超自然世界」です。 「私たちはどのようにして人間となり、芸術を想像したり、私たちが宗教と呼ぶものを実践し始めたりしたのかという、考古学最大の謎」に挑戦するこの本、超面白いです。 



 ラスコー洞窟  画像 Wikipedia ↓               ペシュ・メルル洞窟 画像 Wikipediaより ↓

画像
画像
                     
  
@ フランスのペシュ・メルル、ショーヴェ、ラスコーなどの先史時代の洞窟壁画。 壁画のほとんどは、馬、野牛やマンモスといった動物なのですが、それに混じって描かれている、日常では存在しない空想上の怪物 ― 「テリアントロプス」と呼ばれる、半獣半人のハイブリッドの生き物 ―

画像この半獣半人は、アフリカの洞窟壁画、そして時代は下って、古代エジプトや古代ギリシャ、古代マヤなどの高度な文明に数多くそのイメージが見られます。 

また、世界各地のシャーマンたちは、今も昔も、幻覚作用をもつ植物を摂取し(あるいは異なる方法によって)、トランス/変性意識状態になり、幾何学模様が満ちあふれる異次元とも呼べる界に行き、そこでこうした生き物に遭遇する、と報告されています。              
                   
                    エジプト ホルス神 頭はハヤブサ →

これらすべては「脳の内部で」でっち上げられたものに過ぎないのでしょうか? 本書において、ハンコックは、つながりのない時代や状況下で起きた「異次元」体験に共通するものとは、いったい何なのか?を探求することから出発し、問題の核心に迫っていきます。

ハンコックは、「脳が情報の受信機」であり、なんらかの原因によって、超自然領域(異次元)へのチャネルが開くのではないか?と推論します。 そして先史時代において、幻覚性をもつ植物(キノコなど)を摂取したことによる超自然領域(Supernatural)/異次元領域の体験こそ、宗教の起源ではないか?やがてそれが、人間を文化・文明への道へと進ませたものではないか? と示唆しているのですが・・・・

本書で彼が導きだした説は、1990年代、アメリカ、ニューメキシコ大学のリック・ストラスマン博士が連邦予算でおこなった、DMT(ジメチルトリプタミン=ジャングルにある数種の植物の樹液から抽出された幻覚性物質)を使用した臨床実験で、被験者たちが体験した異次元体験からの考察がバックボーンになっているため、アホらしいオカルトというわけではなさそうです、たぶん(笑)。

画像 ハンコックは、多くの学術文献、民俗学の資料を引用しながら、
 先史時代の洞窟壁画、古代の宗教、シャーマニズムにおいてのヴィジョン、
 そして植物界、動物界に幅広く存在するDMT、
 
 またノーベル賞受賞者のクリックのDNAに関する論文などの
 膨大な文献の分析をし、同時に、彼自身、洞窟の実地調査や
 自らもシャーマンのように、植物( イボカ、アヤワスカ )からの
 抽出物を摂取する実験をおこなっています。

 
 ↑原作の表紙 ペルーのアマゾン地域に住むシャーマン、パブロ・アマリンゴさんが垣間見た
  異次元領域を描いた絵を使用。 描かれている存在は、精霊とも神々の一人とも、とれる?
  

そしてそこからおし進め、さらなる驚異に満ちた世界 ↓へ読者をいざないます←元ジャーナリストだけあって、話の展開が上手ですね。

シャーマンたちは異次元で、UFOによく似たもの、竜・蛇のようなもの、半獣半人、妖精・精霊のようなものに出会い交流するそうです。 パブロさんが体験した異次元の様子↓を、本人が描いた絵が本には載っています 

画像


A地球上で古代より、あらゆる文明・文化においてあらわれる「神々」「精霊/妖精」たち。 現実にはありえない大蛇や竜、また、中世からヴィクトリア朝時代までのヨーロッパでひんぱんに見られる現象であった天使や妖精、ゴブリン、ニンフ、エルフなどの精霊。 こうした超自然的とされる存在は、いったい全体、何なんでしょうか? 

つぎに、UFOやエイリアンとの遭遇、また彼らに誘拐されたと主張する人たちの存在←TVドラマの「Xファイル」の話ではなく、実際数多くの人たち(特にアメリカを中心に)がそう主張しているんだそうです。

これらはすべてただの作り話とか、「単なる幻覚」なんでしょうか? 多くの科学者たちはそう片付けていますが・・・
それにしては、あまりにも普遍的に、世界各地に、またあらゆる時代に、超自然的なものとの遭遇は語られつづけています。

そして、現代のエイリアンと、いにしえの時代から見られる妖精/精霊たちとに共通するものとは? そこに見られる驚くべき類似性とは?

もしかすると、時代の差はあれ、妖精を見た、エイリアンを見た、と主張する人々は、実は同じものを見ていたのでしょうか? 

「私たち自身の人格や文化が、相手(対象)を見るさいのプリズム」になり、人それぞれの「宗教、倫理、道徳的」背景によって、見た対象をどう解釈するかが異なってくるのでしょうか?

こうした点にハンコックは切りこんでいきます。そのほかに、DNA全体の約90パーセント以上を占める、とくに何の機能をもたず、一見無意味のように見える、「ジャンクDNA」の驚くべき可能性についての推測などなど、興味深い話を満載しています。

     ☆       ☆       ☆       ☆       ☆       ☆      ☆     ☆

さてさて、今回のグラハム・ハンコックの新刊、トンデモな残り香はあるものの、心がワクワクします。 ハンコックの探究心のたくましさに感心します。 

疑問としては、超自然領域の探求を、幻覚作用をもつ植物を通してだけに、ほぼ限定している点です。 こうした植物の使用は、たしかに、太古から現在にいたるまで連綿とつづいているのでしょう。 

その一方、スーパーナチュラル(超自然界)の体験は、もっと正統的な(?)方法によって、古来おこなわれてきたはずです。 たとえば、瞑想とか禅定とか・・・ 

本書では、その点にはまったくふれられていません。 なんか片手落ちだなぁとも思います。 それから読んでいて、彼の思いこみの部分も少なからずあるなぁ、と感じました。 けれど、それらを差し引いても、異次元への驚嘆の旅をさせてくれます。 少なくとも、エンターテイメントとしてはとても楽しめます。

本書を読んで思い出したのが、最先端の物理学者、リサ・ランドール先生の「我々の目に見えている世界がすべてだ、と考えるのは思いあがりである」という言葉。 

私たちはまだ他を知らないだけで、じつは多くの未知の次元が幾重にも織りなす豊饒な宇宙の、ほんの片隅にいるのかもしれませんね。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考

”It's hubris to think that the way we see things is everything there is”

夏休み、上野の国立科学博物館で開催された「エルドラード展」には、南米コロンビアのシャーマンたちが見た?
半獣半人のデザインのゴールド装飾品が数多く展示されていました。興味のある方は以下をクリックしてください。

 関連記事■エルドラード展■へ


 関連記事■ファアリーランド:妖精の世界は異次元なのだろうか? ■へ





異次元の刻印(上)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源
バジリコ
グラハム・ハンコック

ユーザレビュー:
賞味期限があるかもし ...
壮大なる「人類の存在 ...

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



異次元の刻印(下)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源
バジリコ
グラハム・ハンコック


Amazonアソシエイト by ウェブリブログ




Supernatural: Meetings With the Ancient Teachers of Mankind
Disinformation Co
Graham Hancock

ユーザレビュー:
不思議だなぁというの ...

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
「異次元の刻印」 グラハム・ハンコック   妖精とエイリアンは同じもの?  時空を超えて/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる