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zoom RSS 貝合わせを作ってみました 桜貝の季節に  

<<   作成日時 : 2010/04/21 20:09   >>

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お雛祭りに食べたハマグリ。大きな殻をつくづく眺めていると、ゴミとして捨てるにはもったいない。ハマグリが何年もかかってここまで大きくなったのですから。 そこで平安朝にさかのぼるという優雅な遊び、貝合わせの貝にしようと色を塗ることにしました。 いとたわむれに、そんなことを思いついた私。絵の具や筆を広げ、絵を描くのは何年ぶりでしょうか。昔は少し絵を描いていたことがあります。へたなので気が引けますが、一応、これでも貝合わせの貝のつもり。 こんなものができあがりました。

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少し前にハマグリの記事を書きました。そのとき、お吸い物の写真を載せましたが、そのハマグリです。 ハマグリはずっと海にいたので、殻にしみこんだ塩を抜く必要があり、一週間ほど真水につけてました。塩抜きしたのがコレ ↓ 塩がぬけているかどうかはわかりません。まあ気休めですね。 

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貝合わせの遊び方にはいくつかあるそうです。トランプの神経衰弱に似た「貝覆い」という遊び。 本来は、対となる貝の内側の絵は同じものです。 そこには金箔が貼られ、源氏物語の各帖からの絵が描かれている場合が多く、とても優美です。けれど私に金箔なんて貼れるわけがない! ええ?!源氏物語絵巻のような絵? ハイ、そうした高度なものは最初からパスでございます! 

アクリル絵の具を使って超簡単に描くことに。 水彩絵の具だと、貝の表面が水をはじくので、うまく描けないようですね。 アクリル絵の具に水を少し、プラモデル用の接着剤をほんのほんの少しまぜて、ます背景から。 日本人のDNAの影響なんでしょうか? いざ描くとなると、伝統的なものが頭に浮かびます.....琳派風にきんきんきらきらゴールドを塗りました。最後にワックスをぬりました。

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ハマグリなどの二枚貝は、左右対称で、対となる貝殻は同一です。つまりどんなに形が似ていても、対でないとピタリと合いません。二つの貝殻は、すなわち永遠のカップルと言えるでしょう! そうしたことから、内側に描く絵には、ロマンチックなラブ・ストーリーをモチーフにすることに。 この辺で、この記事を読んでくださっている男性の方は、「そんな背中がかゆくなるような話、やめてくれ」と、思われるでしょうね。 かゆくなる話はつぎのようなものです:

青い月と真紅の月、桜咲く春の夕べ

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青い三日月(♂)と真紅の三日月(♀)が、桜が咲き誇る春の夕べに出会うとき、二つの月は結ばれて円環になります。それは「完全」を象徴するもの。 オホホ、実は、この三日月、伊達政宗の兜についている三日月をマネしたものです(笑)

波と千鳥

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日本では古来から波と千鳥はセットメニュー。カモメなんかじゃないですよ。カモメぽく見えるかもしれませんが・・・

荒波に飛ぶ一羽の千鳥(♂)。 おだやかな波の上を飛ぶ一羽の千鳥(♀)。 二羽の鳥は真実の恋をもとめて、大空をさまよっています。二羽が結ばれるとき、夢はかない、その後、二人は、いえ、二羽は永遠に幸せに暮らすことでしょう。 アホらしくてやってられん? そうかも。 

紅い椿・白い椿と蝶

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蝶は椿の化身です。椿の精のようなもの。 紅白の椿は、白が♂、紅が♀を表わします。 二枝の椿は、愛に憧れています。あまりにその憧れが強いので、花をぬけだし、蝶の形をした化身となりました。二つの蝶は永遠の愛をもとめる旅に出たのです。二つの蝶が出会い、二つの椿が結ばれるとき、薄紅(ピンク)の椿の赤ちゃんが生まれるでしょう! アリエナ〜〜イと植物学的には思いますが・・・・ かゆくなった方、ごめんなさい。

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娘がドライヤーで乾かすのを手伝ってくれました。できあがったのを見て喜んでくれたので、また作ろうかな? だっていくらなんでも貝殻六個では、貝合わせ(貝覆い)の神経衰弱はできません。少なくとも20対(40個の貝殻)はいりますよね。 ぼちぼち作るつもりです。 ここで考えこんでしまいました。 とりあえず、描きたい絵は、朝顔、牡丹、うさぎ、しだれ柳、金魚、すすき、雪・・・・とかなんですが、しだれ柳やススキって恋を語るのでしょうか? ススキねぇ〜〜。 絵柄によっては実験的にデコってみようと思っています。きれいなビーズをもっているので。

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前の記事 吉田松陰の遺書「留魂録」を読んで 花吹雪の季節に へ

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おまけ

桜貝を拾いました。 先日逗子海岸に立ち寄ったさい、浜に打ち上げられていました。その名のとおり、桜の花びらのように小さく、淡いピンク色をしています。殻は透き通るように薄く、はかなげで可憐。 小さい貝にもかかわらず、光をあびて、きらきらとさくら色に輝いているので見つけやすいです。 

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桜貝はニッコウガイ科の二枚貝です。日本各地で見られますが、鎌倉・逗子などの湘南の浜のほかに、石川県の増穂浦のあたり、和歌山県の和歌の浦が桜貝の名所だと聞きます。 桜貝は春の季語です。

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 青い海へ 散りし化身の 桜貝     前田霧人

 ひく波の  跡美しや 桜貝       松本たかし

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貝殻には小さな穴が開いているものも。これはどうやらツメタガイにやられた跡らしい。最近読んだ、大西洋初飛行で有名なリンドバーグ大佐の夫人、アン・モロウ・リンドバーグの『海からの贈り物』に書いてありました。 貝を捕食するという「ツメタガイ」、どんな恐ろしげな貝かと思えば、なかなかカッコいい形をしています。煮付けにするとおいしいとか。 貝殻を拾いました。 これ ↓
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       わが恋のごとく かなしや さくら貝 かたひらのみの 寂しくありて  八洲秀章

この歌から有名な歌謡曲、「さくら貝のうた」が生まれました。 母がたまに歌っていましたよ。もしお好きでしたらお聞きください。 

さくら貝のうた  土屋花情作詞/八洲秀章作曲   太字をクリックするとyoutubeへ。

倍賞千恵子版 石川県増穂浦の映像が出ます。
                       
森昌子版 

うるわしき 桜貝ひとつ 去りゆける 君に捧げむ この貝は 去年(こぞ)の浜辺に われひとり 拾いし貝よ

ほのぼのと うす紅染むるは わが燃ゆる さみし血潮よ はろばろと かよう香りは 君恋うる 胸のさざなみ
ああなれど わが思いは儚(はかな)く うつし世の渚に 果てぬ


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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
まぁ素適!絵心のある方は違いますね〜
とても心豊かにそして優しい気持になります。
このような趣味を持てるって幸せですよね〜
殺伐とした近代。日本古来の芸術に親しむことが
出来るサファイアさんは素晴らしい女性とあらためて
感じました。
鈴蘭
2010/04/21 20:53
すんばらしい!ですね!
綺麗♪
サファイアさん、すごい!

椿のお話しも美しくて素敵♪蝶々は大好きなので、そのようなお話しは楽しいですね♪大好きです♪




あ、話は変わりますが(ごめんなさい!PC故障でメッセージも打てませんm(__)m)ガガちゃん、来日で盛り上がっていますね♪大好きです♪(笑)

モニカ
2010/04/21 20:57
鈴蘭さん、ありがとうございます。
お褒めにあずかり穴があったら入りたいです。不十分なもので、初めて貝なるものに絵を描いたので。ただ、ハマグリの貝殻を再利用して楽しめることがわかったので、ブログに載せてみました。少し慣れたので次にハマグリを食べたときはもう少しマシにつくれるかも・・・・
☆サファイア
2010/04/21 21:32
モニカさん、ありがとうございます

プロの方にそういうふうに言っていただけると、もう、どうしたらいいか。絵は十年以上描いていないし、へただし、でも貝で楽しめることがわかったので、例えば、子供たちの夏休みの工作の宿題にも適しているかなぁ?なんて。
そうそう、ガガ、来日してますよ! なんという迫力でしょうか!
PC早く復旧されることをお祈りいたします。
☆サファイア
2010/04/21 21:36
絵心は全くないのですが ちりめん細工で ハマグリの貝殻にちりめんの布を貼り付けて お雛様を作ったりしています。塩抜きをするってこと 知りませんでした。
お子さんと一緒に貝あわせの絵を描くのって すてきですね。お子さんにはとってもいい思い出ですね。
丸み
2010/04/22 10:05
丸みさん、こんばんは
ちりめん細工もステキですね!私もハマグリの可愛いお雛様を見たことがあります。とてもきれいでした。塩抜きについてはじつはよくわからないのですよ。塩分が将来絵の具の部分に影響を与えるという説もあり、真水に漬けておいたのですが・・・もっと自由な絵を描いたほうがよかったかな?とも。 コメントありがとうございます。
☆サファイア
2010/04/22 18:59
貝合せ。実にすばらしい仕上がりです!
最初は骨董品かと思いましたよ。それにしても、たいした画才と技量をお持ちです。
何百とあっても、合うのは一対しかないという貝殻に、絵や歌を入れてゲームをした平安朝の女性たちの優雅さに思いを馳せます。
 
桜貝も可憐で、綺麗ですね。
  さくら貝拾ひあつめて色湧けリ 上村占魚
minoc
2010/04/22 22:27
サファイアさん、おはようございます。
Wow!サファイアさん、絵もこんなにお上手なんですね!!。やはり日頃から多くの芸術作品に触れられているだけあって、ご自身の芸術的センスも磨かれているんですね。いいな〜。「青い月と真紅の月・・」「波と千鳥」、「椿と蝶」とってもロマンチック。そういえば、最近こんな三日月見ました。青かったかな?紅かったかな??
桜貝、自分の爪につけたいくらい透明感があってきれいですね。マニュキアの色はこんな桜貝のような色が好きです。この記事を読んで、子供の頃、海で貝殻を拾うのが好きだったことを思い出しました。
MOKO
2010/04/23 09:35
minoさん、過分なお言葉に恐縮いたしております。ありがとうございます。
やってみてわかったのですが、この作業は絵を描くというより工作に近いです。平面ではなく貝の内側は曲面ですし、紙やキャンバスではなくつるつるしているので筆のタッチとかが残らず初めは戸惑いました。古来からある遊びなので伝統的なものがいいかな?と思い、こういう絵柄にしましたが、考えるともっと自由にモダンなもののほうが良かったかな?と思っています。上村占魚さんの句、ステキですね。コメント、ありがとうございます。
☆サファイア
2010/04/23 19:13
MOKOさん、過分なお言葉でございます。ありがとうございます。
芸術的センスにはほど遠い暮らしをしておりますが・・(笑)今回、気まぐれで貝に絵を描くことにしました。周囲のお母様たち、可愛いグッズの手作りをなさいますよね。私、あまりにそういうの少ないから、たまにはしておかないと・・
MOKOさんも貝殻集め、お好きだったんですね。私、大好きなんですよ、いまだに。「月」は伊達政宗の兜の月、クールなので、まねっこしましたよ。ラララブストリーを考えるのが一苦労でした(笑)ススキやヤナギでいい話があったら教えてくださいね。 コメントありがとうございます。
☆サファイア
2010/04/23 19:22
先に写真を見て、キレイだなあ、と思って、いざブログを読んだら、☆サファイアさん自身の作品だと知り、愕きました☆

素敵ですね〜。

ごみにならずに、美しい作品になれて、ハマグリもきっと喜んでいるはず♪♪
Kay
2010/04/23 22:19
kayさん、ありがとうございます

たまには手作りのものを載せようか、と柄にもなく(笑)やってみると面白かったです。お話を考えるのが楽しいのかしら? アホなお話をね(笑)もう少し斬新な絵柄にしないとね。反省。本当はシュールな感じで描きたかったのですが・・・技量が・・・ コメントありがとうございます。
☆サファイア
2010/04/23 23:17
サファイアさん こんにちは。

これ、サファイアさんが描かれたんですね。
凄すぎです〜!?
美術館や美しいものをよくご紹介くださるので
お好きなのかな〜?とは思ってましたけど
これほどだとは、本当に失礼しました。

私は絵はまったく描けないので
もし自分が描くとしたら何の柄かな・・・?と考えることしばし。
ぅ〜ん、o(´^`)o
思いつきませーん。(汗)
ピュア
URL
2010/04/29 16:01
ピュアさん、こんばんは
「とても忙しくなった」とブログのほうで拝見しました。お忙しいのに、ご訪問ありがとうございます。またまた(笑)、ピュアさんまで過分なお言葉を。ありがとうございます。遊びで作っただけですよ。ピュアさんならどんな絵柄になさいますか?絵柄って個人差がとてもあるので面白いですね。今回は初めてだったので、伝統的なものにしましたが、もっと遊び心で自由に描いたほうがよかったかな?と思っています。もう少し作るつもりなんですが、ハマグリの値段が上がらないことを願っております(笑)

☆サファイア
2010/04/29 21:44
ひさしぶりに来てみたら、こんなもの作っていらしたんですね。
これはすばらしい。
どこかでみた源氏物語の貝合わせかと思いました。

次はぜひ光源氏や紫の上を書いてくださいね。
kazu
URL
2010/05/21 20:19
kazuさん、こんばんは

源氏物語の貝合わせはむずかしいのですよ。人物や着物を描くのが・今また三個
のハマグリを潮抜きしています。紫の上は、むらさき濃きでした? あのイメージで紫をつかって、人物なしに描こうかな?と思っています。光源氏って何色なのかしら? 光るように美しいから、ゴールドでいいのかな? 下地を次回は異なる色をと思っています。コメントありがとうございます。
☆サファイア
2010/05/21 21:45

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