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zoom RSS 海のエジプト展〜海底からよみがえる古代都市アレクサンドリア 文明の夢の跡 @

<<   作成日時 : 2009/09/01 21:09   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 10

九月、台風一過の涼やかな風は秋の訪れを告げています。 夏を彩った花は枯れ、コスモスが咲いています。 夏が通り過ぎてゆきます。 夏休みに見に行った展覧会から、印象的だったものを少しまとめてみたいと思います。 横浜で開催されている「海のエジプト展」と東京国立科学博物館の「シカン展」。 

いかなる文明であれ、勃興すれば、ひととき夏の光のように輝いて、やがて終焉をむかえます。栄えた地に、夢の宴の痕跡を残して。

画像@ クレオパトラが愛した都、アレクサンドリア。 
その海底に沈んだ至宝が、永き眠りから
今目覚める
 

ぷくぷくぷく・・泡が濃いみどりの海の底から
いくつも立ちのぼり・・・・

横浜開港150周年記念事業〜海のエジプト展
主催の朝日新聞のサイトの冒頭に流れるテロップ。 
う〜〜ん、神秘的! 

エジプト北部、地中海に面するアレクサンドリアは、マケドニアの
アレクサンドロス大王によって、紀元前332年に建設された都市。

大王の死後、部下のプトレマイオス1世が後を継ぎ、
アレクサンドリアは、その後335年間にわたって
プトレマイオス王朝時代のエジプトの首都として、
またエジプトの貿易の中心地として栄えました。 

さて、この人は誰でしょう? 

画像


この若者は、あのクレオパトラ七世とローマのユリウス・カエサルとのあいだに生まれたカエサリオン。 上はカエサリオン像の頭部だと考えられています。 

クレオパトラ七世はエジプト最後の女王。 息子のカエサリオン(BC47〜30)はプトレマイオス15世、つまり、エジプト・プトレマイオス朝、最後のファラオなのです。 紀元前30年にのちのローマ初代皇帝となるオクタヴィアヌスによって殺害されました。 17歳の若さで。 写真、悲しげに見えませんか? 実物もなぜかとても悲しそうなのが印象的でした。誰が父親であるかについては異説あり。クレオパトラが君臨していたのは、今から約2000年前の昔です。

画像アレクサンドリア近辺は、
紀元前より地震が頻発し、4世紀に起こった
大地震では壊滅的な被害をこうむりました。
地盤が沈降し、港や都市の一部、また周辺地域が
海中に沈みました。 
1992年より、フランス人のフランク・ゴッディオが
発掘プロジェクトを発足し、調査が始まり、
多くの発見がこれまでにもたらされました。 

「海のエジプト展」では、地震で海底に沈んだ
アレクサンドリアの遺物とともに、
紀元前から栄えた都市、カノープス、ヘラクレイオンの
両都市の海中に沈んだ遺物が
引き揚げられて、展示されています。 
詳しくは公式サイトをごらんください。 地図はWikipediaより

プトレマイオス朝、前4世紀ごろと推定される、高さ約5メートルの巨大なファラオとその王妃の石像。巨大なハピ神の像(みな本物です)が展示されています。ヘラクレイオンの神殿の入り口に立てられていたとか・・・当時の金貨、金の装飾品などもふくめ、充実した展示です。 上と下の青字をクリックすると、画像と説明にとびます。

画像  写真 上 
          
  背景のヒエログリフは、
  ネクタネボ1世のステラ(石碑)
  第30王朝 BC378年

  金製はウジャット形ビーズ
  プトレマイオス朝時代
  ホルス神の目のデザイン


  写真 下              
  プトレマイオス12世のスフィンクス 
  紀元前1世紀 (絵葉書より)

  海底から引き揚げられた
  多数の展示の中で、とても
  気にいったものがありました。 
  ←コレ 

  笑みを浮かべた
  ステキなスフィンクスでしょ?! 

  ほぼ完全な形で
  引き揚げられたそうです。 

              
古代のアレクサンドリアには世界の七不思議の一つ、巨大なファロス島の大灯台や、世界中のあらゆる分野の書物を集め、70万冊の蔵書を誇りながらも歴史の闇にこつ然と消えたアレクサンドリア図書館など、豊富な学術施設もありました。 

現在のアレクサンドリアは、エジプト第二の都市として繁栄をしています。 かつて崇敬を集めたエジプトの神々たちは、歴代のファラオたちの像とともに、そのまま元の地にあるものもあれば、博物館にあるもの、いまだ土中深く、あるいは、海中深くに眠っているものもあります。 私は、アレクサンドリアを訪れたことはありません。 アレクサンドリア、遥かな感じがしてとてもいい響きです。 一度、行ってみたいです。

海底からよみがえる古代都市、アレクサンドリアの至宝 紹介ビデオです。



Egypt's Sunken Treasures 展示品を見ることができます。




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開催概要
■名称   :「海のエジプト展〜海底からよみがえる古代都市アレクサンドリアの至宝〜」
■会期   :2009年6月27日(土)〜2009年9月23日(水・祝) 会期中無休
■会場   :パシフィコ横浜 ホールD(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
■開場時間 :午前9時30分〜午後6時 (入場は閉場の1時間前まで)
■公式サイト:http://www.asahi.com/egypt/
■問い合わせ:展示会ダイヤル 0570-060-060(受付時間 午前10時〜午後6時)

画像
                    海の見える丘より



謎の古代都市アレクサンドリア (講談社現代新書)
講談社
野町 啓

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
サファイアさん こんばんは。

サファイアさんは、感性を豊かにしてくれるものが
本当にお好きなんですね^^
私は地元にもかかわらず、海のエジプト展まだ見にいってません(汗)
人のあふれてる場所が苦手なこともありますけど
忙しさにかこつけて、なかなか行けずにいます。
最終日までには、なんとか行ってこようとは思ってますけど。

この夏、観に行ったものといえば “サマーウォーズ”。
思いもかけず、感動。。。でした。

話は変わりますけど、トップの絵を描かれた 黒田 清輝さんというお名前。
幼い頃から毎日のようにどこかで目にしてたような記憶があり
いま、このページにお邪魔してからずっと考えてますけど
思い出せません〜。
実家のどこかに、お名前の入った何かが掛けられてたのかな。
ピュア
URL
2009/09/03 23:59
こんばんは(^-^)/

物凄く興味深く読ませて頂きました!

見に行きたくなりました!

いつも色々ご紹介ありがとうございます。
Kay
2009/09/04 00:27
ピュアさん、おはようございます。「感性豊かに」と聞いて、恐縮しております。たんに、あの時代のお話とか遺跡とかが好きなだけなんですよ。夏は焼けるし、暑いので、博物館などは、冷房が効いて涼しく、歩かなければならないので、いいところだと思っています。今回のはピュアさんの地元ですね? 小学生もワンサカ来ていましたが、ご存知のとおり、会場が超広いので、込み合うという感じはしなかったです。見ごたえはたっぷりです。
黒田清輝の絵がお宅にあったんですね。黒田清輝には「湖畔」「読書」とか、みんなに親しまれている絵が多くあります。「海」の絵も、「曳きしお」だったかしら? ステキなものが他にもあります。
コメントありがとうございます。
☆サファイア
2009/09/04 07:18
kayさん、ありがとうございます。
記事には書かなかったのですが、古代の香が出品されていたり、再現されていました。乳香、没薬、ジャスミン、サフラン・・・そしてクレオパトラの香りが再現されていました。クレオパトラの香り、ホントにいい匂いでした。買いたかったのですが、すでに、売り切れ。 起動がちょっと遅かったみたいです(笑)
☆サファイア
2009/09/04 07:24
こんにちは。
<海のエジプト展>、堪能しました。
才色兼備のクレオパトラですが、イラン系美人ということを、あるところで知りました。仲間に文人の出入りするサロンに誘われ、イランの美しいホステスが多いのに圧倒されていたら「あたしたちの祖先は、クレオパトラです」といって、?と 
そこでクレオパトラの謎がわかったという次第です。「アラビアンナイト」の魅力も納得。
幻のアレクサンドリア図書館。なんとか解明してほしいですね。

「海の見える丘より」の絵画的な明暗のとらえ方が、すばらしいです。
minoc
2009/09/05 13:49
クレオパトラの香りを買えずに残念でしたね。

インカ帝国のブログ興味深かったです。

私も行きたくなるようなキャッチコピーです(笑)

充実した夏休みを過ごされたようですね(^-^)
Kay 
2009/09/05 21:17
minoさん、こんばんは。クレオパトラに関する、イランの方の説、ユーモアたっぷりで楽しいですね! 美人に囲まれてうっとりされているご様子が目に浮かびます(笑)アレクサンドリア大図書館が現存していれば、どんなにすばらしいでしょう!! 焼失でしたかしら? 本当に残念ですね! 

コメントありがとうございます。
☆サファイア
2009/09/05 22:06
kayさん、ありがとうございます。

私、キャッチコピーにはいつも引っかかっております。金キンキラキラには弱くて、誘惑に勝てず見に行ってしまいます(笑) 香りはかえすがえす残念でした! コメントありがとうございます。
☆サファイア
2009/09/05 22:13
こんばんわ
サファイアさん
海のエジプト展と黄金の都シカンのお話はとっても
面白かったですよ。
 シカンは黄金に彩られた文明で現代に生きる
私達にとって多いに興味があります。それにしても
30年以上も発掘に携わったのは日本人だったとは
頭が下がります。
 クレオパトラが生きた時代を映す
海のエジプト展 見たいです。ですが
今回は暇が無いのでサファイアさんのブログを
見て思いを馳せたいと考えています。
ところで、カエサリオンはカエサルの子供でなく確か
ブッロの子供でした。BBC DVD{ローマ}は
面白かったですね。知人にも勧めたので話題に
カエサル、オクタビアヌス等の名前が氾濫する時がよく
あります。 そして何故か ブッロの名前も
 巷では悪いインフルエンザが猛威を奮っています。
お体に気をつけ食欲の秋を多いに楽しみましょう。
                        サザンエース
サザンエース
2009/09/07 21:37
サザンエースさん、ありがとうございます。

そうでしたね。BBCでは、ブッロでした。 あれにはみんなびっくりしたのではないでしょうか(?笑)BBCがあのように作るぐらいだから、昔から、異説多数のようですね(笑)真実はきっとクレオパトラだけが知っているのでしょう!
インフルエンザ、大流行のようですので、くれぐれもご自愛ください。
☆サファイア
2009/09/08 07:20

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