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春を愛する人は 心清き人 スミレの花のような 僕の友だち・・・ 中学校の音楽会で合唱した「四季の歌」 ああ、なつかしい! 四季の歌は 春のスミレから始まります。 四月半ば、庭のいちばん端っこでつぼみをつけていたスミレが咲き出しました。 スミレって、どうしてまた、こんな片すみを好むのでしょうね? もっとのびのびする場所があるでしょ!と言いたくなります。 とても控えめで謙虚ですね。 英語においても violet は "modesty=謙虚さ"の代名詞だと聞きます。 A violet by a mossy stone 苔むす岩の かたわらに Half hidden from the eye! 人目を避けるかのように 咲くスミレ一つ Fair as a star, when only one 空に たった一つ光り輝く 星のような Is shining in the sky その美しさを 湛えて by William Wordsworth サファイア訳 イギリスの詩人、ワーズワースの”Lost Love"の中のスミレ。詩の中のスミレほどには、ウチのは凛として美しくはないものの、毎年花が咲くのを楽しみにしています。 スミレには、「ひっそり」「控えめ」といったイメージが東西を問わず定着しています。 「陽気=ノーテンキ」だとよく人から言われる私、ガラにもなくスミレが好きです。 山路来て 何やらゆかし すみれ草 --- 松尾芭蕉 この有名な俳句もやはり、「ひっそり」咲くスミレです。 一時、とても植物が育たないと思われるアスファルトのすき間などから成長した「ど根性大根」や「ど根性メロン」が話題になりました。 スミレもなぜか、コンクリートのすき間、道の端っこや岩陰によく見かけます。 ウチのスミレも同じです。 スミレ好きなので、最初はわざわざ日当たりのよさそうなところに数株植えたのですが、最初植えた株は翌年、きれいに消えてしまいました。 元々の株が飛ばした種が落ちて根づき、そこから新たに芽ぶき、咲き出したにちがいありません。 スミレは多年草です。 ちゃんと根付けば、毎年同じところで花を咲かせます。 「平凡社世界百科事典」によると スミレ Viola mandshurica W.Becker スミレ属 Viola 世界に500種分布しているそうです。 日本産のスミレは54種の他に多くの亜種・変種があるとか ニオイスミレはヨーロッパから西アジア原産 DAUM 1900年頃 すみれシリーズより 花器 ヨーロッパにおいて、デザインとしてスミレがひんぱんに使われだすのは、自然の中の可憐な草花をデザインに用いるようになった、アール・ヌーヴォー以降だそうです。 エミール・ガレや、ガレの作品に啓発されたドームは、数多くのスミレをモチーフにした作品を残しています。 ニオイスミレ Wikipediaより↓ 西洋のスミレはニオイスミレが主流。 一方、日本原産のスミレは香り高いとはいえず、ほのかに匂うだけです。 日本産のほうがより奥ゆかしいのかもしれません。 イギリスに自生する、ワーズワースの詩のスミレは、きっとかぐわしい香りなんでしょうね。 ニオイスミレは香水 / フレグランスの原料になるそうです。 ”Midnight Violet=真夜中のスミレ”と呼ばれるフレグランスが、アヴァ・リュックス(Ava-Luxe)より2007年に発売されました。 ああ、このフレグランス、欲しくてたまりません。 日本では売っていませんし、オンライン・ショップでも無理みたい。 誰か海外に行く人に頼もうかしら? でも迷惑だろうし・・・・・ その話を友人にすると、「香水やフレグランスはちゃんとデパートかどこかに行って、クンクンと犬のごとく嗅いで、それから肌にお試しのをつけて香りを確認してから決めなさい」と呆れ顔で言われました。 友人の言うとおり。 私は実物を嗅ぎもせず、フレグランスの名前のイメージや説明だけで、ネットで衝動買いする悪い癖があります。それでよく失敗をします。 ああ、でも「真夜中のスミレ」なる香り、一度つけてみたいわ! ところで、フランスの英雄、ナポレオン一世の最初の妻ジョゼフィーヌもスミレを愛したそうです。 ナポレオンもその影響もあってか(?)スミレを好みました。 彼がエルバ島に流されたとき、「春、スミレの花が咲く頃もどってくる」と言ったという逸話があります。 Napoleon at the Bridge of the Arcole, by Baron Antoine-Jean Gros, ( 1801) ルーヴル美術館 このせりふ、もし日本人が言えばまるでタカラヅカ。 ふつうぜったい言いませんよね。 「桜の咲く頃・・・」なら、男性が言っても女性が言っても、ごく自然です。 日本ではなんといっても「桜」が主役。 スミレはあくまで脇役の脇役にしかすぎません。 でも私はそんな可憐なスミレの花が好きです。 関連記事 ■エミール・ガレ展■へ 花関連の記事■カンナの花の向こうに海が見える■へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ おまけ @ すみれの歌 クリックするとYoutubeへいきます。 お好きな曲があればぜひ聞いてくださいな。 ■すみれの花咲く頃 宝塚大劇場■ 宝塚ファンの方へ すみれの花咲く頃 始めて君を知りぬ 君を思い日ごと夜ごと悩みしあの日の頃 すみれの花咲く頃 今も心奮う 忘れな君 我らの恋 すみれの花咲く頃 ■すみれ色の涙 岩崎宏美■ ■四季の歌 芹洋子■ 自然の映像がきれいなYoutubeの動画です。 ■ゆず Sumire■ ■Sumiregusa 菫草 Enya■ エンヤはなんと日本語で「すみれぐさ」を歌っています。 この曲は彼女の最新アルバム「Amarantine」に収録。 私、エンヤを聞くといつも眠くなります。それで寝る前に聞きます。 ■Mozart "Das Veilchen", Schwarzkopf ■ ←「モーツァルト すみれ」 ゲーテの詩に作曲したもの ■ Violets For Your Furs 邦題:コートにすみれを■ 古いジャズの名曲 あなたがくれたすみれ それだけで幸せになれる・・・・・ ■Sumire September Love 一風堂■ テームズ河沿いで歌っています .............................................................................................................................................................................................. 参考に 記事中に芭蕉の句を入れていますが、芭蕉の奥の細道について、興味のある方は、 サザンエースさんの■おくのほそ道考■も参考にしてください。 ■William Wordsworth:ワーズワース Wikipedia■へ Wordsworth の詩 ” The Lost Love” のなかのviolet=スミレについてですが、ワーズワースはvioletじたいを詩にしたわけではありません。下を見ていただくと、この中のSheで表されている maid (乙女)の可憐な美しさをスミレに喩えているのです。 She dwelt among the untrodden ways Beside the springs of Dove: A maid whom there were none to praise And very few to love. A violet by a mossy stone Half-hidden from the eye!- Fair as a star, when only one Is shining in the sky. She lived unknown, and few could know When Lucy ceased to be; But she is in her grave, and, oh, The difference to me! みなさん、ご存知でした? スミレとありには緊密な協力関係があることを。 なぜスミレがコンクリートのすき間など思いがけないところに生えるのか、という謎が解き明かされています。 幼稚園から小学校低学年向け すみれとあり―どきどきしぜん (かがくのとも傑作集)
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
Spring Flowers
In April ,I took this picture in my garden. ...続きを見る |
ハートで英語! 2008/05/07 22:30 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
こんばんわ♪ |
モニカ 2008/05/01 20:46 |
モニカさん、ありがとう。fragranceは「フレグランス」と日本語表記なんですよね。日本語おかしいの、私。「無常観」も無常感って間違えるし。一番ひどいのが、円山応挙が、TVで有名な丸山弁護士の丸山にしたりね。漢字検定でも受けようかな。それならちっとは勉強するかもね。 |
サファイア 2008/05/01 21:36 |
私も中学校の時、合唱しました、「四季の歌」。 |
norako 2008/05/02 23:24 |
おはようございます。お元気ですか?やはり「四季の歌」は学校の合唱曲目の定番なんですね。音楽のテキストにも載っていますね。のらこさんはガーデニングがお上手ですよね。それでもやはりすみれは結構難しいのでしょうか? 実はウチの日本産のスミレ、最初植えたとき、すべて日本産ですが、種類はそれぞれ異なり4から5種植えたのです。しかし、結局残ったのは、この写真の1種のみです。あとは全滅ですね。そういう意味ではなかなか育てるのが難しいのかも。私はガーデニングは得意ではありません。センスがないというか・・・・なぜスミレを植えているかにしても、好きということと、もう一つは多年草だから根付けば手間いらずだからです。 |
サファイア 2008/05/03 10:16 |
お邪魔します。やはり関西人の私としては、スミレ=宝塚、という事になります。それにしてもスミレ関係の音楽、よくお調べになってますね〜〜やはり浪漫がありますよね。もう死語ですか?浪漫は…………あっ、今思い出した〜すみれSeptemberLove………ガレの展示会が大阪に来ます。機会見つけて行ってみたいと思う今日この頃です………… |
37゚2 2008/05/03 14:05 |
こんにちは。やっぱりSeptemberLoveも載せてほうがいいようですね(笑) |
サファイア 2008/05/03 14:42 |
サファイアさん |
モニカ 2008/05/03 22:05 |
おはようございまず。気をつかってくださって・・・エンヤ、そちらのPCで見られませんか?なんかアクセスが集中しているときは見にくいようです。昨日の夜ですよね、こちらでもYoutube自体につながらなかったです。またみんながやっていないような時間帯にでも・・・・バッハですか? それは楽しみです。見に行きます。ただ、今、家を離れているんですよ(例のメイドならぬ女中です)。これ他のPC. 家に帰ってからゆっくりと拝見しますね。楽しみです。ありがとうございます。 |
サファイア 2008/05/04 10:02 |
サファイアさんおはようございます。 |
MOKO 2008/05/06 08:25 |
OL時代、上司が大阪出身だったので、よく飲みに行くと |
MOKO 2008/05/06 08:34 |
おはようございます。MOKOさん、草むしりと聞いて焦っています。私、草むしりしないといけないんです。草ぼうぼうになりかけています。あ〜あため息が出ます。草むしり大の苦手です。 |
サファイア 2008/05/06 10:11 |
こんばんわ サファイアさん |
サザンエース 2008/05/07 22:07 |
おはようございます。コメントありがとうございます。スミレは前から好きなので色々と興味がありました。それからどうかお師匠さんはご放念くださいませ(笑)私は漢字に弱く、また激しい思い込みとかもあり、ブログではしょっちゅう変な間違いをしでかす「お支障さん」なんですよ。サファイアと呼んでいただければ幸いに存じます。それから宮島。妹の話ではJR西日本では宮島の大々的なキャンペーンをおこなっているようですね。彼女が行きたがっており、もしかしたら・・・でもウチからは遠いので・・・微妙です。お写真を拝見したら、やはり行きたくなりますね。 |
サファイア 2008/05/08 08:43 |
サザンエースさま:今さっき最新の記事を拝読いたしました。連休中は色々忙しく更新されていたのに気づかず大変失礼いたしました。「奥の細道」について、私の知らないことばかりでしたので、大変勉強になりました。鳴子に芭蕉は行かなかったのですね。不思議ですね。それにしても鳴子温泉は緑に囲まれたステキなところにありますね。私は行ったことがないです。ただ母は元気な頃鳴子に行き感激して帰ってまいりました。お土産のこけしはもっています。平泉はなつかしく拝見いたしました。奥の細道や芭蕉の記事、これからも楽しみにしています。 |
サファイア 2008/05/08 12:42 |
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