百済観音像 飛鳥時代 国宝 ![]() 翌日は法隆寺の斑鳩(いかるが)方面に行きました。 西の京に行こうかとも考えましたが、唐招提寺はいまだ工事中。 法隆寺では秋のこの期間、秘仏、救世観音像などの秘宝が、特別公開されています。 こうなると、私たちの小さな旅は、旅行会社がよく企画する、「世界遺産を○ヶ所めぐる!」って感じになってきました。(トホホ) 東大寺、興福寺、正倉院(展覧会だけでしたが)も世界遺産ですが、法隆寺は1993年、日本で初めて、金堂や五重塔をはじめ現存する世界最古の木造建築などが、ユネスコの世界文化遺産のリストに登録されました。 昨日、国宝や重文の、あまりにたくさんの仏様を一度に見て、それでなくても弱いおつむは、満杯かつ混乱状態。 さらに法隆寺へ行けば、破裂しそうですが・・・・ しかし、法隆寺大好きなふたり、いざ行かん法隆寺へ。 南大門をくぐると、見えてきました、法隆寺五重塔が・・・何度見ても、視界が開け、この光景を目にするとき、胸が高鳴ります。 法隆寺 西院伽藍(がらん) ←世界最古の木造建築群 (国宝) 法隆寺には他のお寺とはまた異なる、とても清澄な気がみちています。 これはとても不思議です。斑鳩は聖徳太子一族の悲劇の地であるにもかかわらず、法隆寺には、清らかで気高い香気が流れています。 廻廊 奈良時代 (国宝) ![]() 古代の皇族・貴族、僧たちが、かつてここを歩いていたのです。なんだか、いにしえの斑鳩にタイムスリップしたかのよう。 寺院の「七堂伽藍」といえば「塔」「金堂」「講堂」「経蔵」「鐘楼」「僧坊」「食堂」です。法隆寺は、古代の七堂伽藍が健在で、しかもすべて国宝!こんなスゴイお寺は法隆寺だけ!さらに、18の国宝建築ばかりではなく、17の国宝の彫刻も所有しています。重文まで数えればきりがありません。寺院別では日本最多。 他の寺院とは比べものになりません。 法隆寺は、日本にある世界遺産のなかでも、別格ともいえるほど、高貴な存在なのです! (法隆寺のこととなれば、なぜか熱くなる私・・・・・) 夢違観音像 白鳳時代 国宝 ←人気抜群 悪夢を吉夢に変えてくださるという ![]() さて西院伽藍のあと、大宝蔵殿に向かいます。ここで、トップに掲載した百済観音をはじめ、特別に公開されている法隆寺の秘宝を拝観いたします。 ![]() 玉虫厨子 飛鳥時代 国宝 → 小学生のころ、玉虫厨子(たまむしのずし)の物語を読んだことがあります。美しいエメラルド色きらめく玉虫の羽をあつめ、苦労して厨子を作ったという若者の話。物語が語るように、誰かが玉虫の羽を集めて厨子を作ったのでしょう。 ところが、実物はというと、ウーン、残念なことに、美しい玉虫色はほとんど残っておらず、かなり真っ黒になっています。昔美しかった恋人に年老いては会わないほうがいい、そんな感じかも。でも、想像をふくらませ、在りし日の美しい玉虫厨子を思い浮かべましょうよ。 大宝蔵殿には、日本の至宝が驚くほどの数、安置されています。 ここでいちばん人気は、トップの写真にある百済観音と夢違観音(ゆめちがいかんのん)さまです。どちらも大宝蔵殿の百済観音堂にあります。←本物! まちがいやすいのは、秘宝展のほうで展示されている夢違観音は平成のレプリカだという点です。 ←若草伽藍創建 鬼瓦 飛鳥時代出土した創建時のいにしえの瓦。 1400年の時を超え、太子一族の悲運を見つめてきた瓦が、明るい光にさらされ、まぶしそうに置かれていました。 未来に法隆寺を残すため、修復のための瓦を寄進するコーナーがあり、妹と一枚ずつ寄進してきました。瓦の裏に墨で、名前と住所、好きな言葉を書いて。. ふたりがこの世から消えた後も、きっと瓦は、法隆寺の屋根のどこか片隅に残っているかも、そんなロマンに心惹かれて。(職人さん、工事の折、私たちの瓦、誤って壊しちゃダメよ) お断り:記事の長さの都合上、大宝蔵殿で拝観できる、秘宝展の出展物と常陳のものを一緒に書いています。秘宝展の展示物の詳細については、、■法隆寺秘宝展■←クリック を参照してください。 大宝蔵院をあとに、夢殿のほうに向かいます。ああ、なんて法隆寺は広いのでしょう。もうかなりくたくたですが、夢殿で秘仏を拝観しなければ・・・・・・ 夢殿 奈良時代 国宝 八角円堂の中央の厨子には、秘仏、救世観音像が安置されています。 春秋に、特別に公開されています。救世観音菩薩(くぜかんのんぼさつ) 国宝 飛鳥時代 木造 ↓ 仏像の高さは1.78メートル。聖徳太子等身と伝えられ、あれれ、 聖徳太子さま、そんなに背が高かったのかしら? もしそうなら、あの時代、ダルビッシュ投手みたいに八頭身だったのかもしれません。拝観すると、ウーン、少し暗いけど、ああ、お姿が見えます。ご本尊である秘仏が! 何百年も秘仏であった仏さま。長年白布に包まれていた像で、明治初期に岡倉天心とフェノロサが初めて白布を取り、「発見」したとか。 この日、夢殿はわりと人が少なく、二人で腰掛けてゆっくり休みました。 休んでから、法隆寺をあとに、つぎは、いざ中宮寺へ。 麗しの弥勒菩薩を訪ねて、ふたりの姉妹はまだまだテクテク歩きます。 つづきの記事:中宮寺の弥勒菩薩へ 関連記事:大和路で見た龍とマンダラへ 世界遺産寺社関連 ■世界遺産 安芸の宮島 厳島神社を訪ねて■へ 本記事は平成19年(2007年)の秋に法隆寺を訪ねたおりのものです。2008年度の情報は下を参考にしてね。 平成20年度 法隆寺 秋の秘宝展 9月11日(木)〜11月30日(日)拝観時間 午前9時〜午後4時(無休) (退出は午後4時30分) とても美しい平成の玉虫の厨子が公開されます 大文字 ↑をクリックすると法隆寺の秘宝展のサイトへ また20年度の秋季の「法隆寺秘宝展」の展示リストは←をクリックしてください。 詳しく法隆寺の写真をご覧になりたい方は■法隆寺■ですばらしい写真がいろいろ見られます。 ↑クリックしてください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 法隆寺が建立されたのは607年(推古十五年)ごろ。約 1400年前。推古天皇と聖徳太子が用明天皇の病を治すために創建されました。ところが、670年(天智9年)に火災で焼失したため(日本書紀)、現在の法隆寺はその後、7世紀末ごろに再建されたとされています。 焼失前の旧伽藍(いわゆる「若草伽藍」)は、現存の西院伽藍の位置ではなく、かなり南東寄りに位置していました。 ←Wikipediaより 聖徳太子 (1) (集英社文庫)
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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奈良、興福寺 秘仏特別展と国宝八部衆一堂公開を訪ねて
秋の色に染まりはじめた奈良公園 荒池付近 久しぶりに妹と奈良へ出かけました。妹には、母のことでずいぶん世話をかけています。 彼女のための慰労旅行なので、少しだけゴージャスを心がけています。 ...続きを見る |
時空を超えて 2007/12/08 10:36 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
突然おじゃましてすみません。ブログを読ませていただいて、私達も興福寺の秘仏を参拝しようかと考えております。その後、サファイアさんと同じルートで法隆寺の方へと計画しております。わからないことがあり、お尋ねします。奈良ホテル(予約済み)へは、近鉄奈良から歩いていけるものでしょうか?奈良公園内とのことですが、よくわかrませんので。すみません。また次の日は、法隆寺へは何の交通手段でいらっしゃったのでしょうか? もし差し支えなければ、教えていただくと有難いのですが。勝手なお願いでお許しください。よろしくお願いいたします。 |
Mai 2007/11/21 21:01 |
はじめまして。もう少しちゃんと書けばよかったですね・・・近鉄奈良から歩いて行けることは行けます。私たちはそうしました。ですが、奈良の後、回るところがあり、荷物が結構あったので、少しばかり大変でした。歩けば、15分は優にかかると思います。駅の前に地図が出ていますので、それに従って行けば大丈夫だと思います。もし歩くのがおいやなら、タクシーでせいぜいワンメーターかちょっと出る程度だと思います。バスも出ているようですが、どれに乗ればいいのかわからなかったので、歩きました。法隆寺へは、JRを使いました。JR奈良駅から法隆寺駅まで12分ぐらいです。JR奈良へはホテルからタクシーを使いました。バスに乗り遅れましたから。たしか1000円以内だったと思います。(記憶力が悪く申し訳ありません)近鉄奈良から法隆寺へ行くのは遠回りになるみたいです。法隆寺駅にはコインロッカーがあり、そこに荷物を預けて身軽になって参拝しました。法隆寺駅から法隆寺までは、可愛いバスがしょっちゅう出ていますので、バスがいいと思います。何かあまり要領が得ない回答になってしまって申し訳なく存じます。いらっしゃる日は晴れるといいですね。 |
サファイア 2007/11/21 21:29 |
追伸:書き忘れたことがあります。奈良ホテルの前に、バス停があります。名前は「奈良ホテル前」だったと思いますが。このバス停からJR奈良へ行くバスが出ています(乗りませんでしたが)。興福寺や東大寺はホテルから散歩をかねて、奈良公園を歩かれるのがいいと思います。鹿とかいて楽しかったです。 |
サファイア 2007/11/21 21:55 |
早速お返事をいただき有難うございます。当方の勝手なお願いに対し懇切にご説明いただきまして感謝申し上げます。ツアーではない個人旅行は初めてなので、心配しておりましたが、主人と二人で奈良へ行けそうです。 |
Mai 2007/11/21 22:22 |
外からだけでは、分からない物が色々ありますね。 |
ひこうちゅうねん 2008/03/20 02:06 |
コメントありがとうございます。建物の中の撮影はむずかしいですね。私はコンパクトなデジカメすらうまく使いこなせません。なかなか上手には撮れません。 |
サファイア 2008/03/20 17:37 |
外からばかり見ていましたので、時候も良くなって来ましたので近々拝観料を支払って中も見に行こうと思っています。 |
ひこうちゅうねん 2008/03/22 03:18 |
法隆寺は春の秘宝展で、奉納された玉虫厨子の平成の新作を展示しているようですね。秋に行ったおりは、国宝の真っ黒けの古いものしか拝見できませんでした。ぜひ春の秘宝展を楽しんできてくださいませ。春の方が良さそうですよ。ハイ、拝観料がかかりますね。法隆寺は中身がすごいから拝観料を払う価値が十二分にありますね。私はお財布に余裕がないから秋につづいて春も行きたいけれど、行けないのが残念です。コメントありがとうございます。 |
サファイア 2008/03/22 11:03 |
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