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help リーダーに追加 RSS 奈良、興福寺 秘仏特別展と国宝八部衆一堂公開を訪ねて

<<   作成日時 : 2007/11/13 22:55   >>

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秋の色に染まりはじめた奈良公園 荒池付近
画像 久しぶりに妹と奈良へ出かけました。妹には、母のことでずいぶん世話をかけています。 彼女のための慰労旅行なので、少しだけゴージャスを心がけています。

 前回の奈良は、明日香をめぐりましたが、今回のお目当ては興福寺のかの有名な国宝、八部衆像一堂公開の特別展と正倉院展。 秋は多くの寺院で、特別展が開催されています。 
 
 奈良公園内にあるホテルに荷物を置くと、すぐに興福寺へ。おお、なんと重要文化財の秘仏、聖観音菩薩立像まで特別公開されているではありませんか!ラッキー!


画像 興福寺大圓堂では、本尊の秘仏、聖観音菩薩立像(鎌倉時代・重文・檜寄木造)が公開されていました。

 衣や帯の襞(ひだ)が流麗な線をえがき、ひらひらとお体に巻きついて流れています。とても優美な観音さま。もし、参拝されるようでしたら、87センチほどの高さですので、遠目からは見にくいので、ぜひ、オペラグラスが双眼鏡を持っていかれたほうがいいかもしれません。思わず合掌。


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 つぎはとても楽しみにしていた八部衆一挙公開を見るために、国宝館へ。いつもは四体しか公開されていませんが、特別展では一堂に会しています。すべて国宝です。 ( ↓写真&説明は興福寺データベースより)




阿修羅像(あしゅらぞう) 国宝 乾漆造 彩色 奈良時代
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 八部衆のなかでいちばん有名な阿修羅像。 たしか日本史の教科書に載っていました。「三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で、上帛(じょうはく)と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧や腕釧をつけ、裳をまとい、板金剛をはく」

 「西域では大地にめぐみを与える太陽神であったが、インドでは熱さを招き、大地を干上がらせる太陽神となり、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神となる。仏教では釈迦の教えに触れた守護神と説かれる。 像高 153.4c」 

画像 阿修羅像 頭部      
 深みのある表情がとても印象的。

 

興福寺 乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)←説明はクリックしてください。 
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 今回、八体一堂に拝観できると聞いて、とても嬉しかったのです。阿修羅像が超有名ですが(なんせ切手にもなっているので)、私的には、阿修羅像のほかに、沙羯羅像(さからぞう)と迦楼羅像(かるらぞう)と畢婆迦羅像(ひばからぞう)を写真ではなく、我が目で見たかったのです。

画像  沙羯羅(さから) 「水中の龍宮に住み、雨を呼ぶ魔力を持つ。釈迦誕生のときに清浄水を注いで祝った。

 像は頭に蛇を巻き、その頭上で蛇頭を立てる。左を向き、少年の顔にあらわす」




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 畢婆迦羅(ひばから) 「八部衆の「摩羅伽(まごらか)」に相当する。

 大蛇ニシキヘビを神格化した。音楽をつかさどる神で、横笛を吹き諸神を供養する。

 像は正面を見て、口や顎に髭をたくわえる」



画像 迦楼羅(かるら)
 「インド神話上の巨鳥で、ビシュヌ神が乗る鳥、すなわち金翅鳥(こんじちょう)である。像は鳥頭人身で、左を向き、肩にスカーフを巻く。

 龍を常食とする。請雨、止風雨、家内安全等の修法の際にこの神をまつるが、これは、毒や煩悩(ぼんのう)、また、害を与える一切の悪を食いつくし、人々に利益をもたらすところからきたものであろう」

 

 八部衆って本当に興味深く味わいがあります。
Wikipediaによると、「八部衆(はちぶしゅう)または天竜八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)は、仏法を守護する8神。仏教が流布する以前の古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に帰依し、護法神となったものである」としています。 ←興福寺の八部衆とは若干異なりますが・・・↑クリックすれば説明にいきます。

画像 この悪龍を常食とする、迦楼羅(かるら)さま。<Garuda>と表記します。たしか、ガルーダ・インドネシア航空ってありますよね。 そのロゴマークが同じ金翅鳥(こんじちょう)です。 他の寺院には、翼つきの迦楼羅像もあるそうです。ちなみに、迦楼羅さまは天狗の原型であるとも言われています。

画像 こうした鳥頭人身の神は、古代エジプトでも多く見られます。 有名どころでは、たとえば、ホルス神(頭はハヤブサ)や トト神(頭がトキ)。 また、東西の古代宗教において(現代に至るものも数多く存在する)、蛇や龍はそれじたいが神であったり、または神々と深いつながりがある場合が多いですね。 なぜなんだろう?ッて不思議に思いながら、迦楼羅(かるら)さまに見入っていました。
 
 古代インド色を残すこれらの神々。竜の神や、はたまた竜を食べる神、大蛇の神がいて、八部衆はなんともにぎやかで魅力的! 

仏頭 白鳳時代 国宝
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 国宝館は、その名のとおり、国のお宝がザクザク、ゴロゴロ(すみません、下品な表現で)所せましと陳列されています。昔、教科書の写真で見た、まさにそのものズバリが目の前にあるのですから、ホーッとため息ばかり。 そんなこんなでけっこう長い時間いました。

大圓堂本尊・秘仏聖観音立像と八部衆一堂公開は11月25日まで


画像 さすがにお腹がすき、茶粥をいただいてから、境内をぶらぶらし、いざ東大寺へ。 奈良公園に来たときは、かならず、大仏さまにご挨拶をすることにしていますが・・・・あれッ、閉門の時間が迫っています。急いで東大寺へ行くと、ギリギリセーフ、最後のふたりでした。




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 こんなに静かで、人もまばらな大仏殿ははじめて。 暮れなずむ空を背景に、大仏殿の上空を幾羽もの鳥が舞っています。秋の深まりのなか、静謐に荘厳にたたずむ大仏殿は、まるで幻想の世界に浮かび上がった天平の宮殿のようでした。


この日訪ねたところ
 
 興福寺 <大圓堂、国宝館、五重塔、三重塔、東金堂>

 東大寺 <大仏殿、二月堂 >

画像 奈良国立博物館 <新館 正倉院展  旧館 常設展>
 金曜日は、午後7時までなので、東大寺拝観のあと、6時前に行き、ちょこっと覗いてきました。 あと二日で正倉院展も終幕。 秋篠宮ご夫妻も見学に来られていました。 それで交通規制がかかっていましたので、帰るのが少し大変でした。


 宿: 奈良ホテル 奈良公園内にあり便利な立地。 秋篠宮ご夫妻もたまたま宿泊されており、翌日、出発の際、やさしく手を振ってくださいました。 妃殿下、とてもお美しい!

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参考

なお、正倉院展については、詳しくは■正倉院展 奈良国立博物館■へ
すばらしい記事と写真が見られます。↑クリックしてください。


つづきの記事: 法隆寺の秘仏と秘宝へ                    

関連記事:大和路で見た龍とマンダラへ

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コンパクトで写真が多くとてもわかりやすい。
仏像の事典―仏像の見方・楽しみ方がよくわかる
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